沖ユニバック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/18 14:17 UTC 版)
沖電気は1963年、スペリーランドとコンピュータに関する技術提携契約を締結した。ただし、その契約には日本での合弁会社設立が含まれていたのである。このため、沖ユニバック株式会社が1963年11月に設立された。資本比率は沖電気の方が多いものの、基本的にはUNIVACの製品を日本で生産して販売する会社である。このため、沖電気は沖ユニバックと競合しない隙間を縫って自社製品を開発するしかなくなった。そして、1971年には開発中だった8000を発売することなくメインフレームから事実上撤退したのである。沖ユニバックは1989年に沖ユニシスと社名を変更。1996年、ユニシスが持ち株を沖電気に譲渡して沖電気の100%子会社となり、沖アドバンスト・システムズと社名を変更。1997年には沖電気本体に取り込まれることとなった。なお、スペリーやバロースも早くから日本での子会社を持っており、沖ユニバックが唯一の日本での販売チャネルというわけではなかった。日本ユニシス株式会社は両社の日本子会社が合併して1988年に発足している。
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