沈没地点の発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/02 07:25 UTC 版)
「リサーガム (潜水艦)」の記事における「沈没地点の発見」の解説
沈没後何年もの間、リサーガムの沈没地点は不明であった。1995年、熟練の沈船ダイバーであるキース・ハーレイが、618mの海底において邪魔な漁網を取り除くことによって発見した。1996年7月4日、沈船保護法によって、保護沈船42号に指定された。保護域は北緯53度23.78分 西経03度33.18分 / 北緯53.39633度 西経3.553度 / 53.39633; -3.553座標: 北緯53度23.78分 西経03度33.18分 / 北緯53.39633度 西経3.553度 / 53.39633; -3.553を中心に半径270mである。発見時には司令塔の操舵輪は壊れており、小型の部品は失われていた。 1997年、沈没地点を調査するSUBMAPと呼ばれる計画が水中考古学グループによって開始された。海洋考古学会(Nautical Archaeology Society)が組織した100人を超えるボランティアダイバーが、船体構造やそこに住み着いた生物等を、リモート・センシング装置を使って調査した。SUBMAPの調査結果はデジタル・アーカイブとして公開されている。沈船自体は、さらなる腐食を防ぐため、船体に取り付けられた犠牲陽極によって保護されている。引き上げ計画は、現時点では具体化していない。 1997年にレプリカが作製され、バーケンヘッドのウッドサイド(Woodside)に展示されている。
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