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永峯秀樹

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/30 08:19 UTC 版)

永峯 秀樹(ながみね ひでき、嘉永元年6月1日1848年7月1日) - 昭和2年(1927年12月3日)は、英文学者翻訳家

人物

甲斐国巨摩郡浅尾新田(山梨県北杜市明野町)出身。本姓は小野で、父は蘭方医の小野通仙。永峰家の養子となる。父に従い甲府に居住し、甲府徽典館を卒業後、沼津兵学校で英語を学ぶ。1871年(明治4年)、東京築地の海軍兵学寮(海軍兵学校)で英語数学教師。ギゾーの『欧羅巴文明史』の翻訳で、福地源一郎がソサエティの訳語として作った「社会」の語を広めた。ほか、『アラビアン・ナイト』を「暴夜物語」として初めて邦訳した。

栄典

著作・翻訳

  • 『支那事情』奎章閣、1874
  • ウォーケル『富国論』奎章閣、1874
  • 『開巻驚奇暴夜物語』奎章閣、1875
  • 『物理問答』抄訳、内藤伝右衛門 1875
  • 『智氏家訓』査斯徳費耳士 (チェストルフヰールド) 種玉堂、1875-1876
  • ハスケル『家政要旨 経済小学』抄訳. 内藤伝右衛門、1877
  • ギゾー『欧羅巴文明史』ヘンリー訳、再訳. 奎章閣、1877
  • ジョン・スチュアート・ミル『代議政体』弥児 (ミル) 奎章閣、1875-1878
  • ロベルト『官民議場必携』内藤伝右衛門、1880
  • 『華英字典』竹雲書屋、1881
  • 『博物小学』編 北原信太郎、1882
  • 『人と日本人』東海堂、1904

復刻

  • 「代議政体 ミル」『明治文化全集』第3集 (政治篇) 日本評論社、1927
  • 「暴夜物語 タチンスヱンド」明治文化全集. 第14巻 (時事小説篇) 日本評論社、1927
  • 「家政要旨 ハスケル」『家政学文献集成』 渡辺書店、1966
  • 「智氏家訓 チェストルフィールド」『家政学文献集成』続編 [第10冊] 渡辺書店、1968

伝記

  • 保坂忠信『評伝永峯秀樹 明治初期翻訳・文化功労者』リーベル出版、1990

脚注

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  1. ^ 『官報』第5790号「叙任及辞令」1902年10月21日。

参考




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