永尾神社とは? わかりやすく解説

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永尾神社

読み方:エイノオジンジャ(einoojinja)

別名 剣さん

教団 神社本庁

所在 熊本県宇土郡不知火町

祭神 海童神 ほか

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

永尾神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/27 00:17 UTC 版)

永尾神社


拝殿


所在地 熊本県宇城市不知火町永尾615
位置 北緯32度37分54.2秒 東経130度36分57.9秒 / 北緯32.631722度 東経130.616083度 / 32.631722; 130.616083 (永尾神社)座標: 北緯32度37分54.2秒 東経130度36分57.9秒 / 北緯32.631722度 東経130.616083度 / 32.631722; 130.616083 (永尾神社)
主祭神 海童神(わだつみのかみ)
他四柱
社格 村社
創建 713年(和銅6年)
別名 剣神社
永尾剣神社
例祭 八朔祭(旧暦の8月1日)
秋の大祭(11月15日)
地図
永尾神社
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永尾神社(えいのおじんじゃ)は、熊本県宇城市不知火町永尾にある神社である。旧社格は村社。不知火海(八代海)を望む海中に建つ鳥居があることでも知られる。

由緒

713年和銅6年)、元命天皇勅願により、国郡鎮護のため創建された。社伝によると、かつて海童神が、はるかかなたより「えい」の背中に乗ってやってきて、この地に鎮座したと伝わる[1][2]。神社が鎮座する北側の鎌田山から鎮座地にかけての地形が、不知火海側から見ると「えい」が山に向かって横たわっているように見え、神社の場所が「えい」の 尾(しっぽ)の位置にあたるため、「永尾(えいのお)」と呼ばれるようになった[2]。また、「えい」の尾が剣状であるため、別名が剣神社とよばれている[3]。伝説では、太古に海童神を乗せた巨大な「えい」が、不知火海から神社鎮座地の宇土半島を乗り越えようとすると、巨大な網で行く手を阻まれ引き返すこともできず、その場に鎮座し「えい」の尾の先に神社が建立されたと伝わる[2]。諸説あるが、その網を引いた場所に、網津、網引、網田の地名がついたともいわれている[2]。氏子のなかには「えい」は神の眷属として食べない者がいる[2]。特に胃腸病平癒の御神徳の神として崇められている[4]。不知火海を望む海中に鳥居が立つ。

毎年、旧暦8月1日に行われる八朔祭は、不知火出現の日と重なるため、小高い丘にあり眺めの良い境内には、多くの参拝客が訪れる。

御祭神

以下の神々を祀る[2]

例大祭

  • 夏の大祭(八朔祭) - 八朔の日(旧暦の8月1日)。前夜に「不知火・海の火まつり」が宇城市不知火町の松合新港や永尾神社一帯で開催される[2]
  • 秋の大祭 - 11月15日

出典

  1. ^ 不知火町史編纂委員会編 『不知火町史』 不知火町、1972年、534頁
  2. ^ a b c d e f g 参拝者配布の略縁起による。
  3. ^ 不知火町史編纂委員会編 『不知火町史』 不知火町、1972年、576頁
  4. ^ 熊本日日新聞編纂・発行 『熊本県大百科事典』、1982年、89頁

参考文献

  • 下益城郡教育支会編 『下益城郡誌』 1922年、(名著出版復刻、1973年、臨川書店
  • 鈴木喬編 『熊本の神社と寺院』 熊本日日新聞社、1980年、88-89頁
  • 日本歴史地名大系44『熊本県の地名』平凡社、1985年
  • 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、206-207頁

関連項目

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