水電事業市営化問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 17:44 UTC 版)
将来の需要増に対応するために傍系会社であった戸井電気へ札幌水力電気株式会社と一緒に吸収合併予定であったが、安定経営を望む地域住民の意見を受けて函館の市議協議会が反対し、函館市による事業買収交渉が始まる。 戸井電気とは1924年(大正13年)開業の函館水電より電力の供給を受けて消費者に提供する小さな電灯会社である。この会社の資本金を1900万円まで増資して函館水電と札幌水力電気を吸収合併させようとの計画であった。 函館水電は函館市との報償契約は合併後も尊重すると回答したものの函館市民の世論は将来市が事業買収することを困難にするものとして合併反対の流れで水電合併反対連盟を結成して合併を阻止しようとした。
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