水辺環境保全
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:07 UTC 版)
水辺に危険が付きまとうのは今も昔も変わりない。警戒心の乏しい子供にはとりわけ注意喚起すべきところで、古来、龍神などの水神と妖怪・河童は水辺の危うさ怖ろしさの象徴でもあったが、河童の場合、現代社会でも官民ともにそのイメージを巧く活かしている。特に危険と思われる水域に看板などの形で設置される注意書きに妖怪キャラクター・河童として用いられることは極めて多く、日本各地で見ることができる。埼玉県の見沼代用水を具体例として挙げる。 同じ目的であれば、先述のとおり、古くから畏れ敬われてきた龍神などの水神も考えられるが、河童のほうが断然親しみを持って受け入れられているということか、昔とは違って現代のものに限ってはもっぱら河童ばかりが用いられている。なお、水神は洪水・津波などといった社会全体が被害を受けるような自然災害に関して存在感が失われたとは言えず、大規模な環境保全意識となると河童の出る幕は全く無い。
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