水無川 (富山県)とは? わかりやすく解説

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水無川 (富山県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/24 09:14 UTC 版)

水無谷
水系 庄川
水源 人形山
流域 富山県
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水無川(みずなしかわ)もしくは水無谷(みずなしだん)は、富山県南砺市五箇山地域を流れる河川の一つで、利賀川の支流である。流域は旧利賀村の最南端、岐阜県との境界に位置する。

概要

水無川は富山県・岐阜県境のブナの原生林を源流とし、北東から南西に向けて流れる河川である[1][2]。水無川一帯はブナの原生林にかこまれた地域であり、大昔からのブナの原始林が残っている[3]。また、標高1,200m以上の地点には多くの湿原があり、ヨシの群落、イヌコリヤナギ水辺林、ヤチスゲ湿原などが存在する[3]

水無川の反対方向(南西)からはアテビョウ谷が流れてきており、水無川はアテビョウ谷と水無ダムで合流して利賀川を構成する[2]。利賀川は流れを変えて北流し、利賀谷の支流を集めてやがて庄川に合流する[2]

水無川とアテビョウ谷によって形成された渓谷の南側には、標高1,300~1,500mの山脈が連なり、富山・岐阜の県境を構成する[4]。この渓谷は急斜面が多いが、水無川右岸に平坦地があり、かつてはこのあたりに水無集落が存在していた[5]。水無集落は最盛期には18の世帯があったが、昭和48年11月に水無ダムが完成すると離村が進み、現在は定住者は存在しない[6]

脚注

参考文献

  • 富山県教職員山岳研究会 編『とやま百川』北日本新聞社出版部、1976年。 
  • 利賀村史編纂委員会 編『利賀村史1 自然・原始・古代・中世』利賀村、2004年。 
  • 利賀村史編纂委員会 編『利賀村史3 近・現代』利賀村、2004年。 



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