民営化の始まり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 06:50 UTC 版)
1980年初頭、メキシコは経済政策の失策から国家的な経済的危機に陥った。政権交代で一時は回復するものの、1985年のメキシコ地震、そして翌1986年の原油価格下落から再び経済危機に直面。時のカルロス・サリナス・デ・ゴルタリ大統領は、対策として運輸政策の民営化を進めた。しかし、労組の反対やナショナリズム(かつて鉄道はイギリス資本に支配されていた)などから、機関車の保守工場の民営化等が行われたのみであった。1993年12月に制定された新外資法では大幅な外資の導入を可としたものの、鉄道は国家独占と規定されていた。 保守工場は、全国を5つの地域に分割し、下記の3つが民営化された。残る2つは国営のまま残った。 北東地域 - モリソン・ヌーデュセン 北東・中央・東地域 - GECアルストム 北・中央地域 - VMV
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