毒性規制値とは? わかりやすく解説

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毒性規制値 [Tolerable levels of shellfish toxins]

 貝類毒化問題深刻化する中、昭和53年7月(1978年)に厚生省二枚貝食品としての安全性確保流通円滑化を図るために、「ホタテガイ等の貝毒について」の水産庁長官通達をだして、貝類毒化対す監視点検体制強化することになり、毒量の暫定的指導値を越え場合には出荷自主規制を行うことを指導した。そこで水産庁貝毒検査法定めとともに暫定的指導値としてホタテガイ可食部1g当たりの毒量を麻痺性貝毒で4MU(MU: マウスユニット)、下痢性貝毒で0.05MUと設定した。これらがいわゆる毒性規制値で、現在もこの値をもとに規制が行われている。
貝毒には上記の以外に神経性貝毒記憶喪失性貝毒があるが、これらについては、わが国での発生例がないので規制値定められていない。なお、諸外国でも同様の規制値定められているが、毒性の測定法毒性の表し方や毒性そのもの国情合わせて若干違いみられる。したがって輸出品については相手国に合わせた処理が必要となる。




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