母星マゾーンの環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/28 00:21 UTC 版)
博物館から持ち帰った日本の火焔土器はマゾーンの記憶装置であり、アルカディア号の中枢大コンピューターで解析した際に出力された映像で母星マゾーンと思しき惑星が映し出されるとともに「母なるわがマゾーンの大地に時間なし」という音声が記録されていた。 原作においてペナントのあとに打ち込んだマゾーンの「実験室」内におけるハーロックと、首相秘書として地球に潜伏していたマゾーン・波野静香との会話や実験室内の大気のスペクトル分析の結果から、二酸化炭素を多く含み、母星マゾーンの大気は地球でいう石炭紀の大気の成分比率と似ていることが判明している。室内は草木が生い茂る熱帯のジャングルのような状態であり、室内の環境は湿度100パーセント、気温36℃となっていることから、母星の環境も同様であったとみられる。 また、ミーメの母星(アニメ版ではジュラ星と名称が設定されている)は巨大化した植物が異常繁茂していて先述の実験室内と同様に植物ばかりの世界と化しており、ミーメはハーロックに助けられた状況を振り返って「アノママイレバ イマゴロハ植物ニ飲マレテ 死体モ残ラナカッタ」と述懐している。原作においてミーメの母星で起こった植物の異常繁茂の原因について具体的には語られてはいないが、アニメ版ではミーメの母星において巨大植物の異常繁茂を引き起こし、ミーメの種族を滅ぼす原因を作ったのはミーメの友人「ジョジベル」として潜伏していたマゾーンの工作員フーレによることが明らかとなっており、原作終盤では地球もマゾーンの生息域を中心に植物の異常繁茂が確認され、そうした植物に飲み込まれつつあることを地球植物局の局長が首相に報告しようとしていた。
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