殺害を決意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 15:16 UTC 版)
「三島女子短大生焼殺事件」の記事における「殺害を決意」の解説
被害者Aは強姦されたことで憔悴し、服を着るのが精一杯で声を出す気力もないほどの状態に陥った。Hはそのような状態だった被害者Aに対し、再び「警察に通報すれば強姦したことを言いふらす」などと脅し、車内後部座席に監禁したまま再び三島市内まで戻った。Hは当初「街中の人気のない場所で被害者を解放しよう」と考えながら適当な場所を探して走り回っていたが、その途中で覚醒剤仲間(沼津市内在住)から「覚醒剤を注射するための注射器を持って来てほしい」と電話が入った。Hは自分も覚醒剤を打ちたくなり、同時に「被害者の解放場所を早く見つけなければならない」と考えて焦る一方で「被害者を解放すれば、警察に通報されて逮捕され、刑務所に戻ることになる」と不安を募らせたことから、被害者Aを殺害することを考えついた。 Hは当初、殺害方法として「犯行が発覚しないようにAを山に埋めるか、海や川に沈めるなどして殺害・遺棄しよう」と考えたが、適当な場所が思い浮かばないままAを閉じ込めた車を走らせつつ、覚醒剤仲間から依頼された注射器を取るために実家(三島市若松町)に立ち寄った。その際、実家の玄関先に灯油入りのポリタンクが置いてあったため、これを目にしたHは「被害者に灯油を掛けて焼き殺そう」と思いつき、ポリタンクを注射器とともに持ち出して車の助手席床上へ積み込んだ。そしてHは人気のない場所を求めて車で走り回った。
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