死後及び顕彰活動
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福井県敦賀市の人道の港調査研究所代表の古江孝治は、2015年(平成27年)9月3日~8日まで福岡市アジア美術館で開催された「戦後70年記念事業 人道の外交官杉原千畝と命のビザを繋いだ日本人たち」展で根井三郎を紹介した。翌年には宮崎市で根井三郎顕彰会が発足したことに合わせて、9月24日に「根井三郎と命のビザ」の講演会が開催された。2019年(平成31年)3月2日には、佐土原総合文化センターで根井三郎顕彰講演会とトークセッションが開催された。また、同年6月18日に行われた宮崎県議会6月定例会において、横田照夫県議より根井三郎の功績に対する評価をどう考えているのか問われた河野俊嗣知事は以下のように答弁している。 宮崎市佐土原町の御出身、根井三郎氏におかれましては、外交官であった氏の行動によりまして、多くのとうとい人命が救われたことなど、今御紹介がありましたように、近年、その功績が徐々に明らかになってきております。根井三郎氏は、国際的に知られる杉原千畝氏の「命のビザ」をバトンのようにつなぐために、外務省の命令に「おもしろからず」と異を唱え、ユダヤ系避難民の日本行きを認める決断をされ、多くの命を救われたわけであります。この決断は、戦時中の極限的な場面において、大変な困難を伴うものであったと思われますが、人道的な行為として高く評価されるべきものと感じております。 — 河野俊嗣知事、宮崎県議会会議録 令和元年6月定例会 6月18日-06号、252頁
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