死体に対する不安感
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 22:19 UTC 版)
「ボディファーム」の記事における「死体に対する不安感」の解説
ボディファームは法人類学に対して大きな貢献をしてきた。一方で、このような施設が初めて開かれた時は、地域コミュニティは施設に不安感を覚えてしてしばしば抵抗した。腐敗中の死体に昆虫や死肉を漁る動物が集まるとして反対する人が多かった。テネシー大学のボディファームが開かれた直後は、そこから悪臭が漂ってくるという苦情が相次いだ。また、腐敗している死体が自宅から見えるという苦情も多く寄せられた。この問題を解決するために、大学はプライバシーフェンスを導入した。テネシー州では、最初のボディファームが開設された後、「ノックスビル市民の心配事の問題解決」(Solutions to Issues of Concern to Knoxvillians, SICK)という団体が"This makes us SICK"と書かれたサインを掲げて抗議した。しかしながら、どの施設も直ちにこの懸念を払拭して開設することができた。しかし、そのような施設が自らのコミュニティに存在することに反対し続ける市民もいる。2015年、サウスフロリダ大学は当初、施設をリチア(Lithia)のヒルズボロ郡保安官事務所に建てようとしていたが、近隣住人から想定される悪臭や地下水汚染などへの不安が寄せられ、計画は中止となった。サウスフロリダ大学の施設は結局パスコ郡に開かれた。
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