歴史・建物の特徴・文化財
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 22:15 UTC 版)
開業時期は不明だが、太平洋戦争中の昭和20年(1945年)に空襲で建物が焼失したため、昭和25年(1950年)に現在の建物が再建されている。先代の店主は新潟県の燕三条地方出身だったため「燕湯」という屋号になったといい、昭和29年(1954年)に現店主の曽祖父(先代とは別の家系)が三番目の代を継いだ際に屋号も引き継いでいる。 2008年(平成20年)に前述の曽祖父の代から数えて四代目が引き継ぐと、同年には建造物並びに浴室の岩山が「再現することが容易でないもの」として、東京都の銭湯では唯一となる国の登録有形文化財に登録されている。ペンキ絵(以前は富士山が描かれていたが、2012年5月より富山県の立山に変更となった/共に中島盛夫作)の横にある岩山は実際に富士山の溶岩で造られており、現在では富士山が国立公園となって溶岩などの岩石を持ち出すことは当然できないため、大変貴重なものである。 なお、当銭湯では文化財の登録以降に湯を沸かす燃料をガスに変更し煤煙が出なくなったため、煙突については文化財の関連機関と連絡を取った上で助言に従い、痕跡を残しつつ取り壊している。
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