歩みの会の分裂
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2003年4月の統一地方選挙埼玉県議会議員選挙には「連合歩みの会・民主議員団」の現職9名が立候補。渡辺千代子(無所属)が落選(その後政界引退)するも8名が再選を果たした。当選者は松本安弘・矢部節・神杉一彦・秦哲美・高橋努・当麻好子(以上民主党公認)・笠原英俊・長沼明(無所属)。しかし第43回衆議院議員総選挙を前に菅直人率いる民主党が国会内で野党色を強める中、当選者の間で教育政策や歴史認識・国旗・国歌・環境政策等をめぐり保守系・非社民系議員と社民系議員が対立。松本・笠原らの「地方主権の会」と秦らの「民主党議員団」に分裂した。 「地方主権の会」は代表松本・笠原・長沼明・矢部・神杉と、新たに当選した非自民系無所属の吉田芳朝・村上明夫・森田光一・田口禎則によって結成され、前身の「歩みの会・民主議員団」と同じ9議席を有し、土屋知事与党会派となった。 「地方主権の会」は1995年に結成された地方議員グループ「地方主権をめざす埼玉自治体議員グループ」が母体となっている。同グループには市議会議員時代から田口・村上・長沼明・船津徳英が参加していた。 一方「民主党議員団」は団長秦・高橋・当麻に新人の山川百合子(民主党公認・母の山川令子は元社会党県議候補(落選))を加えて交渉会派の地位を得、土屋知事与党会派となった。 2003年7月、土屋知事が辞任。同年8月、民主党衆議院議員だった上田清司が新知事に当選。「地方主権の会」は選挙時から上田を支持。両会派とも上田知事与党会派となる。以後、知事出身政党の会派として民主党埼玉県連が再統一を模索する。
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