正模式標本とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ビジネス > 新語時事用語辞典 > 正模式標本の意味・解説 

ホロタイプ

別名:正基準標本、正模式標本
英語:holotype

ホロタイプとは、生物分類学の用語で、新種初め正式に報告する論文原記載)の中で指定される個体標本のこと。「正基準標本もしくは「正模式標本」ともいう。

ホロタイプは、発見報告され個体新種であることの物的証明であるだけでなく、新種として学名をつける際の基準としても、後に発見され個体が同じ種(新種か否か同定する際の基準としても、絶対的な重要性をもつ、唯一無二個体である。

ホロタイプは1個体のみと決められている。2つ上の個体標本がある場合そのうち1つがホロタイプとなり、他はホロタイプに準じるもののホロタイプとは別扱いの「パラタイプ」と位置づけられる。

ホロタイプの「ホロ」(holo-)は、「全体の」「完全な」という意味の接頭辞である。パラタイプパラpara-)は「近似」「副」といった意味である。

ちなみにプロトタイプ」の「プロト」(proto-)は「最初の」「原初の」といった意味であり、「プロトタイプ自体は「試作品」「原型」などと訳されることが多い。ただしもちろん分類学標本区分には「プロトタイプ」という区分はない(ない)。

せいもしき‐ひょうほん〔‐ヘウホン〕【正模式標本】

読み方:せいもしきひょうほん

ホロタイプ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「正模式標本」の関連用語

正模式標本のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



正模式標本のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2025 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館

©2025 GRAS Group, Inc.RSS