正徳期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 10:05 UTC 版)
元禄および宝永の銀吹替えにより銀座が莫大な利益を享受する一方で諸色の高騰、あるいは複数の品位の異なる丁銀の流通により経済は混乱した。 新井白石はこのような悪銀を整理して慶長の幣制に復帰することを目指し、正徳4年5月13日(1714年)には深江庄左衛門ら銀座年寄りが町奉行から御用に召され、直ちに召捕りとなり尽く遠島流罪および闕所を申し渡された。また銀座人であった関久右衛門の奸計により江戸五代目大黒長左衛門常栄を荻原重秀は元禄15年(1702年)に御役召放しとし、代わって関久右衛門が銀吹役を務めていたが、この粛清により関久右衛門は失脚し長左衛門常栄が正徳4年5月に復帰を命ぜられ、銀吹役についた。
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