正式なモナコの支配の開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 16:14 UTC 版)
「グリマルディ家」の記事における「正式なモナコの支配の開始」の解説
1419年しかし、それまであくまでも僭主であったグリマルディ家は、アラゴン王国から正式にモナコの地を購入し、正式な支配者となる。1528年、アンドレア・ドーリアがジェノヴァの貴族層と庶民層の合体を企て、そのために政権を特定の28氏族へ集中させた。グリマルディ家はその一つに数えられた。そこから、そのころにはもう相当な名門に数えられるようになっていたということを意味する。 また、グリマルディ家は、1612年から「prince」の称号を自称し始め、オノレ2世の時代にはフランス王ルイ13世の保護下に入ることでスペイン(アラゴン王国の後身)の支配を抜け出した。歴代のモナコ公は独立君主であると同時にフランス王の臣下(ヴァランティノワ公爵)として宮廷で高い地位を占めた。そして、フランスの保護国となることでグリマルディ家のフランス化も進んだ。また格式を保つため領民には重税が課せられた。
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