次世代型バイオメトリックパスポートとIDカードの連携計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 09:49 UTC 版)
「英国旅券」の記事における「次世代型バイオメトリックパスポートとIDカードの連携計画」の解説
詳細は「IDカード法(イギリス)(英語版)」を参照 2006年に制定されたIDカード法に基づき、パスポートをIDカードに結びつける計画があった。しかし、2010年の総選挙後に発表された保守党と自由民主党の連立協定において、新政府は、「労働党政府の下で市民の自由が大幅に損なわれていることに歯止めをかけ、国家による介入を撤回する」ための措置の一環として、IDカード制度、国民ID登録簿、および次世代のバイオメトリック・パスポートを廃止する計画であることを発表した。 2006年IDカード法は、パスポートを申請するすべての者に、IDカードとパスポートに関連する国民IDスキームの一部である国民ID登録簿という集中化されたコンピュータ・データベースに自分の詳細を入力することを義務付けるものであった。登録されると、住所や個人情報に変更があった場合には更新する義務が生じることになっていた。IDカードは最大で60ポンドかかると予想されていた(30ポンドは政府が負担し、残りは指紋と写真を収集する会社が処理手数料として請求する)。 しかし2005年5月に政府は、IDカードとパスポートを組み合わせた場合の費用は、93ポンドと処理手数料であると発表した。 顔画像と指紋を保持するチップを搭載した次世代のバイオメトリクス・パスポートは、2012年から発行される予定であった。2012年にパスポートを申請する者は全員、10個の指紋をデジタルスキャンしてデータベースに保存したが、パスポートに記録されるのは2個だけだった。
※この「次世代型バイオメトリックパスポートとIDカードの連携計画」の解説は、「英国旅券」の解説の一部です。
「次世代型バイオメトリックパスポートとIDカードの連携計画」を含む「英国旅券」の記事については、「英国旅券」の概要を参照ください。
- 次世代型バイオメトリックパスポートとIDカードの連携計画のページへのリンク