次世代大型輸送機としてのBWB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 01:02 UTC 版)
「ブレンデッドウィングボディ」の記事における「次世代大型輸送機としてのBWB」の解説
1990年代以降、ボーイング、NASA(ラングレー研究所)やアメリカ空軍によって、胴体と翼が一体となった全翼機状の大型機の設計概念がブレンデッドウィングボディもしくはBWBとして盛んに提唱されている。2007年に無線誘導式の無人実験機X-48Bによる飛行が行われた段階にすぎないものの、次世代の亜音速-遷音速大型機の設計概念として各学会に影響を与えている。また、MITではボーイングと共同で2030年までにBWB型旅客機を開発する計画が進行中である。 このBWBでは、空気抵抗の低減と揚力の発生面積が広いことにより揚抗比が増大し、従来型の輸送機・旅客機に比べて燃費や搭載量といった点で大幅な改善を期待できるとされる。また、機体表面積や突起物が少ないために騒音の発生を最小限に抑えられると考えられている。謳われている特徴をまとめると以下の通り。
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