機械式カード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 00:36 UTC 版)
手札判程度の定形のカードに情報を記し、分類等に活用する情報カードは18世紀の「分類学の父」リンネに始まるとされる。19世紀には、カードを機械的に加工したりすることで、より容易に(機械的に)分類等ができるようにする発明があった。また別分野であるが、国勢調査のような膨大なデータの処理のために、ホレリスによりパンチカードを使用するタビュレーティングマシンが作られたのもこの時代である。そういった機械は当時まだ高価につくものであり、手作業で簡単に分類などができる、紙を切り欠いて使用する edge-notched card(パンチカード#ハンドソートパンチカードを参照)等が考案・改良され、さかんに活用された。20世紀中盤、第二次世界大戦が終わったことで、電子式コンピュータの急激な発展が始まり、他にもエレクトロニクスの利用が広まった。この頃考案されたものに、W. E. Battenの考案による、カードに開けた孔に光を通すことによるPeek-a-Boo(ピーカブー)カードや、前述の edge-notched card を使用する、Calvin MooersによるZatocoding Systemがある(詳細は英語版記事en:Superimposed code#Zatocoding)。また、Mortimer Taube(en:Mortimer Taube)は単一のキーワードごとにカードを作成する "uniterm" を提案した。
※この「機械式カード」の解説は、「情報サービス」の解説の一部です。
「機械式カード」を含む「情報サービス」の記事については、「情報サービス」の概要を参照ください。
- 機械式カードのページへのリンク