樺太庁鉄道C51形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 09:16 UTC 版)
「国鉄C58形蒸気機関車」の記事における「樺太庁鉄道C51形」の解説
本形式は、樺太庁鉄道向けに製造された鉄道省C58形の同形機で、1941年から1943年にかけて14両が製造された。当初はC51形と称したが、後に鉄道省に準じたC58形に改称され、さらに1943年の南樺太の内地化に伴う樺太庁鉄道の鉄道省への編入により、C58 369 - 382となった。1943年製の4両は、樺太庁鉄道が発注したものだが、落成時はすでに鉄道省への移管後となっており、直接鉄道省籍に編入された。形態的には、新製費節減のため給水加熱器を省略しているのが特徴である。 これらは、1945年(昭和20年)、日本の敗戦とともにソ連に接収された。その後は、使用中の姿が写真で伝えられるなどしたが、詳細はよくわかっていない。 製造年次ごとの番号と両数は次のとおりである。 1941年 - 樺太庁鉄道C51 1 - 5 → C58 1 - 5 → 鉄道省C58 369 - 373(5両) 1942年 - 樺太庁鉄道C51 6 - 10 → C58 6 - 10 → 鉄道省C58 374 - 378(5両) 1943年 - (樺太庁鉄道C58 11 - 14) → 鉄道省C58 379 - 382(4両) 製造所別の番号と両数は次のとおりである。 汽車製造(3両)C51 3 - 5(製造番号2077 - 2079) 川崎車輛(11両)C51 1, 2(製造番号2424 - 2435) C51 6 - 10(製造番号2656 - 2660) C58 379 - 382(製造番号2815 - 2818)
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