樺太庁鉄道8650形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 02:07 UTC 版)
「国鉄C50形蒸気機関車」の記事における「樺太庁鉄道8650形」の解説
8650形は、樺太庁鉄道に納入された鉄道省C50形の同形機である。基本的に、鉄道省C50形の後期形と同じであるが、耐寒構造の密閉式運転台が特徴である。空気制動機を装備していないため、元空気溜め部分のランボードの段差がなく一直線で、わずかに後半部分が下がっている。 1930年(昭和5年)に汽車製造で2両(製造番号1149, 1150)および川崎車輛で2両(製造番号1385, 1386)の計4両が製造された。当初は8650形 (8650 - 8653) と称したが、後に鉄道省に準じてC50形 (C50 1 - 4) に改められた。1943年には鉄道省に編入され、C50 155 - 158となったが、日本の敗戦とともにソ連に接収され、以後の消息は不明である。
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