横浜市における戦時統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 06:33 UTC 版)
「横浜市営バス」の記事における「横浜市における戦時統合」の解説
1931年(昭和6年)に満州事変が起こり、1937年(昭和12年)に日中戦争が勃発し、日本は戦時体制に突入した。 1938年(昭和13年)に公布された陸上交通事業調整法に基づき、東京周辺では全国に先駆け戦時統合が行われることとなり、横浜市周辺では東京急行電鉄(大東急)が統合主体とされた(横浜市内では現在の東急バス・神奈川中央交通・京浜急行バス・川崎鶴見臨港バスが対象)。 神奈川県内の路線バスは横浜市・相模地区・地区外の3ブロックに分けられ、横浜市内の路線バスは横浜市が統合主体に選ばれたため、横浜市営バスはそのまま存続することとなった。しかしすでに市内民営バスのほとんどが大東急の支配下に置かれた上で整理・統合されることとなり、結局横浜市による統合は実施されなかった。このことが横浜市内バス路線の市営バス統一実現をさらに遠ざける結果となった。
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