横山ノック知事の強制わいせつ事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/08 07:19 UTC 版)
「川崎裕子」の記事における「横山ノック知事の強制わいせつ事件」の解説
横山ノック大阪府知事による強制わいせつ事件では、被害者の女子学生の弁護を担当。結果的にノック辞職に繋がった。 1999年(平成11年)再選を目指すノックが知事選の最中、「運動員の女子学生の下着に手を入れ性器を触り、当日『性交するため自分の所へ訪れよ』と命令した」として、被害者の女子学生が4月9日に強制わいせつ罪でノックを大阪地方検察庁特捜部に告訴。これに対して、ノックが「事実無根」と否定し、虚偽告訴罪で女子学生を逆告訴したため、女子学生は8月3日、慰謝料など1500万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴。しかし、ノックは出廷せず12月13日に1100万円の賠償が命令された。その後21日ノックが知事の辞職願を提出、特捜部からも強制わいせつ罪で起訴され2000年(平成12年)8年10日に懲役1年6カ月・執行猶予3年の有罪判決を受けた。 「現職知事の性犯罪」に対する懲役1年6カ月について「量刑が軽すぎる」との声も多かったが、原告側弁護団として被害の女子学生を守った川崎は「通常の強制わいせつ事件で懲役1年を超えることはまずない」と前置きした上で「知事の犯罪という点を十分に考慮した結果」で「今後のセクハラ事件の裁判にもいい影響を与える内容」との認識を示している。
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