模倣犯罪の発生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 14:59 UTC 版)
「京都小学生殺害事件」の記事における「模倣犯罪の発生」の解説
2000年(平成12年)3月14日夜、大阪府守口市八雲西町1の市道で、当時58歳の男性が当時23歳の男T・Sに包丁で切り付けられ死亡した。現場にはA4判の紙計8枚が落ちており、「私の名前は門命半諮堂(かちなかた)。私は神です。天帝を支配し神の頂点に立つ。さあ大いなる正義のはじまりです」と記されていた。逮捕されたTは警察の調べに対し「京都の小学生殺害事件のように、人を殺せば自分の話を(世間に)聞いてもらえると思った。存在を認めてもらえると思った」などと供述した。犯行前日には、Tは児童を殺傷しようと大阪市都島区の小学校へ行ったが、ためらいが出て断念している。その後、Tは一審(大阪地方裁判所)で懲役15年の判決を言い渡され、控訴するも2002年(平成14年)11月12日、大阪高等裁判所で棄却されている。 また、同年の5月3日に西鉄バスジャック事件を起した佐賀県の少年(当時17歳)も、逮捕後に「京都の事件があったから小学校への立てこもりも考えた」と供述している。少年はそれまでの取り調べで、「派手なことをして、社会にアピールしたかった」などとも述べていた。
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