標準化死亡比と基準死亡率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 04:09 UTC 版)
「標準化死亡比」の記事における「標準化死亡比と基準死亡率」の解説
厚生労働省統計の標準化死亡比は、基準死亡率(人口10万対の死亡数)を対象地域に当てはめた場合に計算により求められる期待される死亡数と、実際に観察された死亡数とを比較するもの。日本での平均を100としているので、標準化死亡比が100以上の場合には「平均より死亡率が多い」と判断される。標準化死亡比は、基準死亡率と対象地域の人口を用いれば簡単に計算できるので、地域別の比較に用いられる。2017年1月9日放送のNHKスペシャル『東日本大震災「それでも、生きようとした〜原発事故から5年」 』で、福島県における自殺のSMR値が震災から4年目の2015年に急激に上昇した、と報じられた。基準死亡率は年齢階級別、死因別に求められている。都道府県別、死因別の年齢調整死亡率は、昭和35年から5年ごとに、全国の死因別の年齢調整死亡率については昭和22年から毎年算出している。
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