概要・研究史とは? わかりやすく解説

概要・研究史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 05:42 UTC 版)

七十一番職人歌合」の記事における「概要・研究史」の解説

71番、142職種職人姿絵と画中詞、および詠者が職人仮託し月と恋を題材とした左右284首の和歌とその判詞収められている。 職人歌合類は中世前期製作された『東北院職人歌合』をはじめ『鶴岡放生会歌合』、『三十二番職人歌合』などの存在知られ時代を経るごとに登場する職人の数が増加していることから、七十一番職人歌合中世期社会的変遷に伴う職人分化反映させ、これらの職人歌合類を受け継ぎ発展させたものと考えられている。 本書中の記述から後土御門天皇崩御し後柏原天皇践祚した1500年明応9年)末ごろに成立したとされる作者複数の上公卿歌人とされるが、その中の一人室町後期堂上歌人飛鳥井雅康確認され、これによる24首が収められているとされる奥書等から絵の筆者土佐光信詞書筆者東坊城和長、画中詞は三条西実隆とみられている。 職人歌合類における七十一番職人歌合については1970年代以前まで主に美術史観点から注目され職人歌合類の変遷通じて洛中洛外図浮世絵等における影響関係などが論じられ1980年代以降多方面から研究展開されている。歴史学においては網野善彦職人歌合描かれる職人図像分析から職人の歴史位置づけ試み論考展開し国文学においては岩崎佳枝による研究展開されている。

※この「概要・研究史」の解説は、「七十一番職人歌合」の解説の一部です。
「概要・研究史」を含む「七十一番職人歌合」の記事については、「七十一番職人歌合」の概要を参照ください。

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