概要と現状とは? わかりやすく解説

概要と現状

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 03:43 UTC 版)

久地円筒分水」の記事における「概要と現状」の解説

上河原宿河原の堰で多摩川から取水した二ヶ領用水は、久地現在の久地駅付近)で一旦合流し、ここで(西から順に)根方堀川崎堀六ヶ村堀久地・二子堀の 4方向分岐するが、その各用水路灌漑面積応じた一定の比率(7.415 : 38.471 : 2.702 : 1.675)で正確に分け流すための施設である。 1941年昭和16年)の建造当時としては画期的な技術投入され造られたことから、現在は国の登録有形文化財として、本流二ヶ領用水とともに川崎市建設政局により管理保存されている。 下流二ヶ領用水沿いも今ではすっかり住宅地化し、ここ円筒分水カルガモムクドリオナガなどの野鳥集まり春に彩り添え二ヶ領用水散策訪れた人々近隣住民野鳥達が集うのどかな憩いの場となっているが、当時このような高度な技術投入してまでも精巧な分水造られたことは、多摩川扇状地であるこの辺一帯かつては肥沃な田園地帯であったとともにまつわる争い絶えなかったことを今に伝えている。

※この「概要と現状」の解説は、「久地円筒分水」の解説の一部です。
「概要と現状」を含む「久地円筒分水」の記事については、「久地円筒分水」の概要を参照ください。

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