概要と由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 20:38 UTC 版)
「石焼き鍋 (秋田県)」の記事における「概要と由来」の解説
県内でも有数の漁場である男鹿周辺では、昔から漁師たちが浜辺で焚き火をして温まりながら岩場を利用して近海で獲れた魚を調理をする風習があった。岩のくぼみまたは船で使われていた木桶を鍋代わりとして味噌仕立ての汁と魚介などを入れ、焼いて高温に加熱した石を入れることで一気に沸騰させて熱を通すというものである。この調理法から石焼料理 、桶を用いる場合は石焼き桶鍋 とも呼ばれる。魚介類はそのまま、またはぶつ切りであるが高温で一気に火が通るため身が引き締まり、石の熱で最後まで温かいまま食事が可能になる。 加熱された石の温度は400℃から800℃ほどにもなり石質によっては割れてしまう温度であるが、この周辺は地質的に「金石(かないし)」と呼ばれる波でもまれて丸くなった溶結凝灰岩が多くその名の通り金属のように赤くなり加熱に耐えることが経験的に知られていた。
※この「概要と由来」の解説は、「石焼き鍋 (秋田県)」の解説の一部です。
「概要と由来」を含む「石焼き鍋 (秋田県)」の記事については、「石焼き鍋 (秋田県)」の概要を参照ください。
- 概要と由来のページへのリンク