植物園としての活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 13:47 UTC 版)
「東北大学学術資源研究公開センター植物園」の記事における「植物園としての活動」の解説
ヤナギ科植物の系統保存 日本におけるヤナギ科植物研究の第一人者であった初代園長・木村有香博士以来、ヤナギ科植物の系統保存に取り組んでいる。国内外から収集された400近い系統が保存されており、ヤナギ科植物のコレクションとしては世界随一の規模である。園内では苗圃や駐車場周辺、広場等、いたるところに多くのヤナギ科植物が植栽され、春から夏にかけては綿毛に包まれたヤナギの種子(柳絮)が無数に舞う情景が見られる。 種子交換事業 世界各地の植物園や研究機関との間で研究教育を目的とした種子交換事業を行っている。本館展示ホールで事業の概要についての展示がある。 モニタリングサイト1000 2002年に策定された新・生物多様性国家戦略に基づき環境省生物多様性センターが実施する「モニタリングサイト1000」事業に参加している。この事業では、日本各地の約1000か所に調査サイトを設置し基礎的環境データを長期にわたって蓄積することで、自然環境の変動を早期に把握することを目的としている。 園内では天然記念物のモミ林内に調査サイトが設けられており、観察路沿いに事業についての解説板が設置されている。 その他 一般市民を対象とした公開講座や企画展を随時開催している。
※この「植物園としての活動」の解説は、「東北大学学術資源研究公開センター植物園」の解説の一部です。
「植物園としての活動」を含む「東北大学学術資源研究公開センター植物園」の記事については、「東北大学学術資源研究公開センター植物園」の概要を参照ください。
- 植物園としての活動のページへのリンク