梶原語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 05:46 UTC 版)
棋士の研究会やテレビの解説などで数々の新語を発し、碁界に広まった。長い説明を省いた略語が多い。 アタタタ - 頭を叩くの意。ハネ、オサエなどで相手の進出を止める手に対して使われる。「二目の頭見ずハネよ」と言われるように、石の伸びる方向を止められることの痛さも含んでいる。 オワ - 既に終わっているの意。序盤早々で優劣が着いたとされる時に使う。 カルサバ - 軽く捌く ゲイコマ - 芸が細かい スデコマ - すでに細かい、コミ碁の黒番では意に沿わない含み。スデオワ、スデマケもある。 ソトマワリ(外回り山手線) - 隅や辺の地を相手に与え、中央に石を向けた形。 ダマツギ - 黙って(単に)ツギ ニイトビ - 二間トビ ニッピラ - 二間開き ヌル - ぬるい(緩い) ネラ - 狙い ベラデカ - べらぼうに大きい(でかい)、部分的に不利な形でも先手を取って大所に回る大局観を示す時に使う ムズ - 難しい局面 ヨロステ - 喜んで捨てる ゼ - 絶対に死なない。将棋界で『玉が絶対に詰まない』という意味で転用され、現在ではゼット(Z)と言うことが多い。
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