格付け低下
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2007年(平成19年)1月25日、スタンダード&プアーズ(以下S&P)は新銀行東京の財務基盤の健全性維持に対する不確実性が高まっているとし、長期カウンターパーティ格付けのアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」へ変更した。2007年(平成19年)6月11日、S&Pは長期格付けを「シングルA」から2段階下げて「トリプルB+」に変更した。今後の見通しについても「ネガティブ」のままであった。 2008年(平成20年)3月19日、S&Pは経営再建中の新銀行東京の東京都議会で審議中の400億円の追加出資案が可決されても「4年後に黒字化する再建計画の達成は困難」かつ追加出資後の都の財政支援は難しいとみられることから、長期格付けを「トリプルB+」から「トリプルB-」(投資適格とされる10段階のうち最下位)に2段階引き下げた。長期格付けの見通しは「ネガティブ(弱含み)」とした。短期格付けも「A2」から「A3」に1段階引き下げた。2008年(平成20年)7月、S&Pは新銀行東京の格付けを引き下げた。 2009年(平成21年)6月26日、日本格付け研究所 (JCR) は新銀行東京の格付け維持を発表した。内容は、長期優先債務「BBB-(見通し:ネガティブ)」、優先債「BBB-」、期限付劣後債「BB+」、コマーシャルペーパー「J-2」である。
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