東京以外の舞台と探偵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:09 UTC 版)
前項の桜庭一樹は、自身の故郷である鳥取県を舞台にミステリを書いているが、他にも東京や首都圏以外の推理小説を書く作家もいる。山村美紗の「京都殺人案内」(京都)、東野圭吾の「浪花少年探偵団」(大阪)がその一例である。 内田康夫の「死者の木霊」からはじまる「信濃のコロンボ」シリーズは長野県 で起きた事件がメイン。森博嗣の「すべてがFになる」は愛知県 で探偵が活躍する。石沢英太郎のシリーズ探偵・牟田刑事官は福岡市など福岡県が主な舞台。 山本巧次は「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」シリーズで、現代と文政年間の江戸を自在に行き来できる時空探偵を登場させた。 海外では海渡英祐が発表した「伯林(ベルリン)一八八八年」が、19世紀のドイツ(Deutsches Reich)を、結城昌治の「ゴメスの名はゴメス」は1960年代のベトナムを舞台にしている。
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