むらやま‐かいた〔‐クワイタ〕【村山槐多】
村山槐多
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村山 槐多(むらやま かいた、1896年〈明治29年〉9月15日 - 1919年〈大正8年〉2月20日)は、明治・大正時代の日本の洋画家で、詩人、作家でもある。愛知県額田郡岡崎町(現在の岡崎市)生まれ、京都市上京区育ち。母方の従兄に山本鼎(画家)と嶺田丘造(官僚)、はとこに黒柳朝(随筆家)がいる。
注釈
- ^ 『村山槐多耽美怪奇全集』(学研M文庫)寄稿者である小説家の津原泰水は、鴎外が名付け親である可能性を否定している。“槐多の名付け親について再び”. 2019年9月3日閲覧。
- ^ 上京区宮垣町(地図 - Google マップ…※該当地域は赤い線で囲い表示される)
- ^ 鼎は槐多の母の長姉の子。山室静「鑑賞」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 p.217
- ^ この頃エドガー・アラン・ポーの幻想を愛し、グロテスクな仮面をつけて都大路を逍遥。山本太郎「村山槐多年譜」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 pp.407-408
- ^ 上田市大屋(地図 - Google マップ…※該当地域は赤い線で囲い表示される)
- ^ パリに居る山本鼎にあてた手紙の中で、信州滞在中に「水彩画も15枚ばかり作りました。」と報告している。河盛好蔵「詩人の肖像 村山槐多」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 p.397
- ^ 小杉邸で描いた。
- ^ 焼絵により生活費をかせいだ。山室静「鑑賞」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 p.244
- ^ ワレンスは、ジャン=ジャック・ルソーの庇護者。
- ^ 家のすぐ横に村の半鐘があった。山室静「鑑賞」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 p.284
- ^ 友人らは、槐多独特のガランスが縦横に走る作品に鬼気さえ覚えた。山本太郎「村山槐多年譜」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 p.408
- ^ 山本鼎による序文。小杉未醒による跋文。山崎省三による編纂。
- ^ 山本二郎による編纂。
- ^ 山本鼎による序文。小杉未醒による跋文。山崎省三による編纂。
- ^ 制作年・寸法は、長野県立美術館の所蔵品情報に基づく。窪島誠一郎『詩人たちの絵』(平凡社、1985年、ISBN 4582828035) では、制作年は1915年、寸法は19.8cm×29.0cm、と表示されている。
出典
- ^ “村山槐多”. コトバンク. 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b “村山槐多”. 日外アソシエーツ『20世紀日本人名事典』. コトバンク. 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b c d “[id=64283 没後90年 村山槐多-ガランスの悦楽-]”. インターネットミュージアム(公式ウェブサイト). 丹青社 (2009年). 2019年5月2日閲覧。※なぜかリンクは不正になる。[没後90年 村山槐多-ガランスの悦楽-]をキーワードに検索することで閲覧は可能。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 文化スポーツ部美術館 (2008年4月1日更新). “村山槐多「川のある風景」”. 公式ウェブサイト. 府中市美術館. 2019年5月2日閲覧。
- ^ 『中日新聞』「画家村山槐多は岡崎出身」2011年12月2日刊。
- ^ 過去の展覧会 村山槐多の全貌展 - 岡崎市美術博物館
- ^ 前記『中日新聞』記事による。
- ^ 『真実の眼―ガランスの夢 村山槐多全作品集』p.432。
- ^ a b c 鎌田旭昇 (2019年4月24日). “村山槐多、未公開作128点初公開 岡崎生まれの画家”. 『中日新聞』 (中日新聞社) 2019年4月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 「村山槐多略傳」『槐多画集』アルス、1921年 pp.37-41
- ^ a b c d “年譜で追う山本鼎”. 上田市デジタルアーカイブポータルサイト(公式ウェブサイト). 上田市. 2019年5月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 山本太郎「村山槐多年譜」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 pp.407-408
- ^ 山室静「鑑賞」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 p.201
- ^ 「信州日記 製作と思考」『槐多画集』アルス、1921年 pp.1-32
- ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)325頁
- ^ a b c d 松本紗知 (2018年11月1日). “天才・村山槐多の絵画発見 100年ぶり、19歳の2枚”. 『朝日新聞』 (朝日新聞社) 2019年4月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g “信濃デッサン館作品 県へバトンタッチ”. 信毎web (信濃毎日新聞). (2019年3月27日) 2019年5月1日閲覧。
- ^ a b 大野晴香; 千葉恵理子 (2019年4月25日). “夭折の画家 村山槐多、130点の未公表作確認 公開へ”. 『朝日新聞』 (朝日新聞社) 2019年4月25日閲覧。
- ^ 『真実の眼―ガランスの夢 村山槐多全作品集』pp.413,425。
- ^ “村山槐多 19歳の作品 100年ぶり発見/信州の風景 情感あふれる筆致”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2017年11月27日) 2018年11月28日閲覧。
- ^ a b 『開運!なんでも鑑定団』(日本経済新聞社、1995年)ISBN 4-532-68002-6 pp.84-91
- ^ 真実の眼 - ガランスの夢 村山槐多全作品集求龍堂(2019年8月14日閲覧)。
- ^ “賀茂の里”. 公式ウェブサイト. ポーラ美術館. 2019年5月1日閲覧。
- ^ 庭園の少女 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ “橋桁のある信州風景”. 公式ウェブサイト. ポーラ美術館. 2019年5月1日閲覧。
- ^ “《勺薬》村山槐多”. 公式ウェブサイト. 久万高原町 (2017年10月19日更新). 2019年5月1日閲覧。
- ^ 自画像 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ バラと少女 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 信州風景(山) - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ コスチュームの娘 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ “湖水と女”. 公式ウェブサイト. ポーラ美術館. 2019年5月1日閲覧。
- ^ 樹木(けやき) - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 風船をつく女 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 公益財団法人かみや美術館 展示案内
- ^ 書肆林檎舎(2019年9月5日閲覧)。
- ^ 学研M文庫 伝奇ノ匣4『村山槐多耽美怪奇全集』
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