李公佐とは? わかりやすく解説

李公佐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 17:24 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

李 公佐(り こうさ、生没年不詳)は、代(8世紀後半から9世紀初頭)の伝奇作家・官僚。は顓蒙(せんもう、『神仙感遇伝』による)、排行は二十三(『謝小娥伝』)。隴西の人(「古岳瀆経」)。進士に及第するが、年代は不明(『神仙感遇伝』による)。

略歴

大暦年間(766年 - 779年)、廬州にいた(『酉陽雑俎』諾皋記上)。

785年、襄州にあり、白行簡と婦人の品格について語り、白行簡に『李娃伝』の執筆を勧める(「李娃伝」)。

797年、瀟湘浦・蒼梧山をさすらう(『古岳瀆経』)。

802年8月、蘇州から洛陽に行く。途中、淮浦において『南柯太守伝』(zh:南柯太守傳)を著す(『南柯太守伝』)。

811年、洪州の江南西道都団練観察使従事となり、5月に都に使して、漢南を経て帰る(『廬江馮媼伝』)。813年、江南西道の判官を辞め、建康に遊ぶ。瓦官寺で謝小娥に会う(『謝小娥伝』)。同年冬、常州給事中孟簡を見送り、朱方に行き、浙江西道観察使薛苹のもとに身を寄せる(『古岳瀆経』)。

814年、洞庭湖に遊んで包山に登る(『古岳瀆経』)。

818年夏、長安に帰り、善義寺で謝小娥と再会する(『謝小娥伝』)。

代表作

  • 『南柯太守伝』
  • 『謝小娥伝』
  • 『廬江馮媼伝』
  • 『古岳瀆経』




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「李公佐」の関連用語

李公佐のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



李公佐のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの李公佐 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS