期数列外の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/24 06:47 UTC 版)
1995年から1997年まで、韓国海兵隊第2師団に勤務していた海兵第759期のある人によれば、自身の兵役中には期数列外という言葉はまったく無かったと証言したが、2005年から2007年まで海兵隊第1師団に勤務した別のある人は、自らが兵長になった頃、期数列外なる行為が中隊に流れ込み始めたと証言した。2011年7月14日、韓国軍の人権センターは「一部の言論によると第800期台後半に初出したとのことだが、実はかなり前から続いてきた悪習である」と強調した。しかし、海兵隊の多くの前任者の証言を土台に、期数自体をはなから無力化させるこの不文律は、部隊別の差異はあるものの大体第1000期を起点に第1師団の兵力を中心に流入しはじめたものと海兵隊では認識しており、従来発生してきた期数問題は、過去の防衛兵 (戦時以外には徴兵されず予備役として郷土の防衛に当たる者) と現役兵との間の軋轢が存在した部分を、一部の言論機関が誤って報道したものと、海兵隊では認識しているという。以前の防衛兵は常勤予備役に置き換えられつつ海兵隊員としての期数が付与され、一定部分は解消されているとされる。なお、最近では海兵隊だけではなく韓国空軍でも不適応兵士を期数列外の対象にするという事例が発覚している。
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