有機パラジウムの化学の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:54 UTC 版)
「有機パラジウム化合物」の記事における「有機パラジウムの化学の流れ」の解説
1873年 - ザイツェフ(英語版)がパラジウム触媒下でベンゾフェノンが水素によって還元されることを示した。 1894年 - フィリップスが塩化パラジウム(II)がエチレンとの接触によって金属パラジウムに還元されることを報告した。 1907年 - ウラジミール・イパティエフ(英語版)によってオートクレーブが開発され、高圧での水素化が可能になった。 1956年 - ワッカー法開発により、エチレンと酸素をPdCl2/CuCl2触媒下で反応させてアセトアルデヒドを得ることが可能になった。 1957年 - マラテスタ (Malatesta) とアンゴレッタ (Angoletta) によりテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)が報告された。 1972年 - ハロゲン化アリールないしはハロゲン化アルケニルとオレフィンをPd(0)触媒下で反応させるヘック反応が発見された。 1973年 - 求核置換反応である辻・トロスト反応が発見された。 1975年 - 末端アルキンと塩化アリール、塩化ビニルを反応させる薗頭カップリングが発見された。 1979年 - 鈴木・宮浦カップリングが発見された。 1994年 - Pdを触媒とするC-N結合形成反応であるバックワルド・ハートウィッグアミノ化が発見された。
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