最古のシーサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 02:55 UTC 版)
詳細は「富盛のシーサー」を参照 現存最古にして最大といわれるシーサーは八重瀬町(旧・東風平町)富盛地区にある富盛のシーサーで、沖縄県指定有形文化財に指定されている。その高さは1.4メートルほど、全長は1.75メートルという。表面には複数の穴が開いているのが確認できるが、これは次のような歴史によるものである。 このあたりは第二次世界大戦における1945年の沖縄戦では地上戦の舞台のひとつとなった。旧日本軍は八重瀬岳に陣地を設置、対するアメリカ軍が、八重瀬岳に向かって建つこのシーサーを弾除けにして日本軍の様子をうかがう写真が残されている。シーサーの表面の穴は、この戦争で穿たれた弾痕であった。 シーサーの周囲の風景は戦後の植林によって木立に姿をかえたが、このシーサーは今もかわらず建っている。戦後から半世紀、弾痕は大分薄くなってきたようである。
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