書評欄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 14:19 UTC 版)
扇谷正造が編集長となった1951年に、書評欄「週刊図書館」を開始。当初の執筆者陣は浦松佐美太郎を中心に、臼井吉見、河盛好蔵、坂西志保、中野好夫で、無署名の形だった。浦松はイギリス書評、特に週刊書評新聞『タイムズ文藝付録』を愛読しており、このスタイルを取り入れて「週刊図書館」は日本で最初の本格的な書評となったと丸谷才一は評している。人気も高いもので、扇谷は「取り上げられると再販確実、誉めてあれば三版確実と言われました」とのちに述べている。その後の書評者としては、昭和30年代には江藤淳、奥野健男、開高健、中島健蔵、中村光夫、昭和40年代は伊東光晴、大江健三郎、尾崎秀樹、根本順吉、橋川文三、平野謙、福田定良、宮崎義一、中村雄二郎らがいた。1988年に署名入り書評となる。掲載書評の代表作を集めた『週刊図書館40年』全3巻が、1993年(朝日新聞社)として刊行された。
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