書店創設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 05:05 UTC 版)
「バーサ・マホーニー・ミラー」の記事における「書店創設」の解説
1915年8月、バーサ・マホーニー・ミラーは『アトランティック・マンスリー』誌に掲載されたアール・バーンズの記事「女性のための新しい職業」("A New Profession for Women") を読んだが、この記事は書店業を女性向けの職業として称揚するものであった。既にバーサは子ども向けの演劇についての仕事をしており、この記事を読んで子ども向けの書店を作りたいという気持ちが芽生えた。バーサは書店や児童書について学ぶために旅に出、ニューヨークでは児童図書館の分野で大きな業績をあげていたアン・キャロル・ムーアにも会っている。 1916年、バーサは女子教育労働組合の理事に働きかけ、組合の事業として「少年少女のための本屋」を創設した。バーサは自らの書店に良書を置くべく選書に心血を注ぎ、1917年には『少年少女のための本:購入お薦めリスト』(Books for Boys and Girls: Suggestive Purchase List) を刊行している。「少年少女のための本屋」の移動支店として、トラックに本を積んでニューイングランドを回るブックキャラバンも始めた。しかしながらブックキャラバンは利益を出せず、バーサが支持者に懇願したにもかかわらず、2年ほどで廃止されてしまった。 「少年少女のための本屋」は1921年に引っ越しし、子どものみならず大人向けの本も扱う書店としてリニューアルオープンした。大人も入れるようにすることで子どもをもっと呼び込みたいと考え、大人向けの本にも言及した新しい看板も設置した。
※この「書店創設」の解説は、「バーサ・マホーニー・ミラー」の解説の一部です。
「書店創設」を含む「バーサ・マホーニー・ミラー」の記事については、「バーサ・マホーニー・ミラー」の概要を参照ください。
- 書店創設のページへのリンク