暴走車両と通行規制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 07:04 UTC 版)
山梨方面行き道路の東京側には、トレーラーやトラックが一時停車して後続車を先行させるだけの余裕がある区間が2箇所あるが、その逆方向及び神奈川側には退避帯となる区間が一切なく、峠自体は全区間が「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」及び「転回禁止」、神奈川県側の区間はさらに「駐停車禁止」の規制がかけられている。カーブが連続する神奈川県側の区間は、1980年代から1990年代までローリング族と呼ばれる違法競走型暴走族による死亡事故が続出した。さらに漫画「バリバリ伝説」の影響もあり、状況は悪化する一方であった。それに対応する形で神奈川県側の相模原市緑区千木良1072先 - 相模原市緑区千木良179先(岡本バス停前から東京都境まで)の3.3kmが神奈川県警察により1987年に125cc以下の原動機付自転車は終日通行禁止とされた。その後、オートバイブームの沈静化や、反対車線を使用した運転を抑止するチャッターバーなどの施設が整備されたことにより、禁止日が土・休日と祝日に変更になった。 2019年9月に、土・休日・祝日の125cc以下原動機付自転車通行禁止規制が試験的に解除された。2020年9月時点で、標識柱などの撤去や津久井警察署の「大垂水峠の交通規制」についてのページは消され閲覧できなくなっていることなどから、当通行規制は解除されたものと見られている。
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