普通郵便との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 05:20 UTC 版)
普通郵便は基本的に1日1回しか配達しないのに対し、速達郵便は原則として1日に3 - 4回配達するほか、普通郵便が配達休止となる土曜・日曜・祝日にも配達する(ただし会社や学校宛ては土日祝や年末年始は玄関が閉まっていて配達できないため翌平日回しにする場合が多い)。 普通郵便は朝までに配達局に到着した郵便物のみを当日配達するため、配達局に朝以降に到着した郵便物の配達は翌日となるが、速達郵便の場合は翌日回しにならず、15時までの到着であればその日のうちに配達される。 近距離宛てであれば、普通郵便と速達が結果的に送達速度が全く同じになることもありうるが、それは結果的に同じになったというだけである。普通郵便は誤区分により1日~2日遅れになることがある代わりに安いサービスであるが、速達は誤区分しないように点検されているため、遅れる恐れは殆どない。近距離宛てにおいては、速達は「速いサービスというよりも、遅れないサービス」と言える。 1990年代以降は、宅配便に対抗するため、速達に付加価値を付けたサービスが登場した(新特急郵便、エクスパック、レターパック)。 郵便法改正に伴い2021年10月以降は普通郵便の送達速度が低下して差出から配達までの日数が1日程度追加でかかるようになったことに加え、普通郵便の土曜日の配達も廃止されたため、従来通りの送達速度のまま変わらず土曜・日曜・祝日にも配達される速達郵便は相対的に優位性が高まることになった。
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