旧豊田浄水場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 00:56 UTC 版)
豊田浄水場(とよだじょうすいじょう)は、かつて郡山市で機能していた浄水場である。猪苗代湖を主な水源とし、1912年(明治45年)に日本全国で23番目の近代水道として1日あたり30,000m3の施設能力で給水を開始した。立地は周辺に郡山総合体育館や開成山公園、郡山市役所やショッピングセンターなどがある市街地に位置しており、過去に近代水道百選にも選ばれている。郡山市の人口増加に伴い、1950年(昭和25年)〜1961年(昭和36年)にかけ第2次拡張事業、1965年〜1966年(昭和40年度〜41年度)にかけて第4次拡張事業として拡大を図り、豊田浄水場内に急速沈殿池や急速ろ過池を増設していった。2013年、施設の老朽化などを理由に、浄水場の機能を堀口浄水場に統合する形で廃止となった。猪苗代湖から安積疏水路を経由して、南川から取水し旧豊田浄水場へ水を送る矢地内取水場(郡山市大槻町矢地内地内)も存在したが、豊田浄水場廃止に伴い2013年3月末日から取水を停止している。 廃止後の豊田浄水場は空き地となり、一部は郡山市水道局のビルとして使われている。2019年頃より旧豊田浄水場跡地の利活用が計画されている。
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