旧大川支線ホーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 16:41 UTC 版)
1996年(平成8年)3月までは大川支線にもホームがあった。鶴見線本線から大川支線へのほぼ90度曲がる急カーブ上にあり、行き止まり式の3番線と通過可能な4番線が存在したが、3番線は17メートル車1両分しかなく、4番線も17メートル車2両分程度の長さしかなかった。また、鶴見線本線へ繋がる4番線でホームが支障し、車両限界の関係で20メートル車が通過できなかったため、17メートル車のクモハ12形が長らく使用されていたが、当該系列は旧形国電であり老朽化が激しいなど問題が多かった。このため20メートル車の入線を可能にすべく、当駅の大川支線ホームを撤去することとなり、同時にクモハ12形は103系に置き換えられている。 なお、「カーブが急で20メートル車では曲がりきれないために、ホームを撤去しカーブを緩くした」という記述がよく見られるが、実際はホームと3番線の線路が撤去されただけで、カーブ自体には手は加えられていない。そもそも、このようなホームになったのは、2番線ホームの後ろに川崎貨物駅から安善駅に向かう貨物線の線路があり、反対側も民有地が迫っていて拡張することができなかったためであり、それは現在も変わっていない。 旧3番線に停車中のクモハ12形(1980年8月)。 ホームがあった付近を通過する 大川行き103系電車。(2004年6月)
※この「旧大川支線ホーム」の解説は、「武蔵白石駅」の解説の一部です。
「旧大川支線ホーム」を含む「武蔵白石駅」の記事については、「武蔵白石駅」の概要を参照ください。
- 旧大川支線ホームのページへのリンク