日野・ルノー4CV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 03:30 UTC 版)
「ルノー・4CV」の記事における「日野・ルノー4CV」の解説
4CVは日本において、日野自動車がライセンス生産を行った。 1953年(昭和28年)からルノー公団との契約のもとノックダウン生産を開始した。順次国産部品の調達率を高め、1958年(昭和33年)3月ついに完全国産化を達成、フランス本国での生産が終了した後も1963年(昭和38年)まで生産された。 その間には日本の悪路に適合するよう足回りの強化が行われ、エンジンも強化、また当時の中速車・高速車規格に適合させるためバンパー延長で車体長を稼ぐなどの措置も行われている。後に日野・コンテッサのエンジン開発などを担当した鈴木孝によれば、吸気口をフロント側に移設する・マフラーを独自設計する・エアクリーナーを不織布ベースのものに変更するといった改良も行われたという。 軽量で機動力に富んだミニマムな4ドア車という特性からタクシーにも好んで使われ、その愛嬌ある姿から一般にも「亀の子ルノー」などと呼ばれて親しまれた。
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