日産の独占契約構想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 23:53 UTC 版)
「イエローキャブ (タクシー)」の記事における「日産の独占契約構想」の解説
2011年5月3日、日産自動車の『NV200』がニューヨーク市の次世代標準機種に選出。それまで16車種を使用していたが2013年から2018年までに13,237台を順次入れ替え、10年間に渡って日産が独占供給する計画だった。。 しかし地元タクシー業界は反発、市側を提訴。2013年10月8日、地元裁判所が「日産車の購入を強制する権限は市側にない」との判決を下し、日産の独占計画は暗礁に乗り上げた。 日産車独占計画はマイケル・ブルームバーグ市長(当時)肝いり計画であったが、次期市長に導入懐疑派のビル・デブラシオが当選したことも影響とみられる。 2014年6月10日、ニューヨーク州高等裁判所は合法と判断し地裁の判決を覆した。 2015年6月25日、ニューヨーク州最高裁判所も合法との判決を下した。 2018年6月13日、ニューヨーク市がNV200の独占供給の規約を見直したと報道がなされた。最高裁の判決に拘束力はなく、ドライバーや事業者は順次、新たにリストアップされたトヨタやフォードを含む30車種弱の中から選択が可能となった。元のNV200が貨物車ベースである事が起因した乗り心地の悪さや、修理の多さがドライバーから指摘されたと報じられている。
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