日本陸海軍での用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 13:59 UTC 版)
日露戦争に備えて制定された「戦時大本営条例」(明治36年勅令第293号)では、大本営に幕僚を置き、参謀総長及び海軍軍令部長は幕僚長と呼称された。 また、明治29年5月11日勅令による改正後の師団司令部条例第11条は、「参謀部及ビ副官部ヲ合シテ特ニ幕僚ト称ス」としている(法官部・軍医部・獣医部は除かれている)。 また、艦隊令(大正3年11月30日軍令海第10号)第5条第1項は「聯合艦隊及艦隊ニ当該司令長官ノ幕僚トシテ左ノ職員ヲ置ク」として「参謀長・参謀・副官・機関長・軍医長・主計長」を挙げている。 これらのことから、日本陸海軍では幕僚とは、参謀のみならず、司令部に置かれて指揮官を補佐する各部門の責任者たるスタッフを指すものとされていた。
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