日本語での用語・言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 09:13 UTC 版)
当然の事ながら、他教派のキリスト教の教会と同様、「御仏前」や「仏様」と言った言葉は避けなければならない。香典等に用いる文言は「お花料」が基本である。 「逝去」「亡くなった」「故人」という語は原則用いられない。正教会では人の死を「復活の生命が与えられる来世までの一時的な眠り」と捉えることから、それぞれ「永眠」「永眠された」「永眠者」の語が好ましいとされる。また「帰天」「召天」はそれぞれカトリック教会とプロテスタントの用語であって正教会では絶対に用いられない。 日常的に教会に通っている信徒の場合、教会内では聖名(洗礼名)で呼ばれる事が多い。例えばワシリイという聖名を持つ鈴木太郎の場合、「ワシリイさん」もしくは「ワシリイ鈴木さん」と呼ばれる。挨拶や弔電等で永眠者の名を口にする際に聖名も合わせて「永眠されたワシリイ鈴木太郎さん」のように告げれば、教会での永眠者の知人達にも永眠者のイメージが違和感無く呼び起こされる事になる。日本正教会では「聖名・姓・名」の順でフルネームとなっている。 日本正教会では「イエス・キリスト」は「イイスス・ハリストス」と呼ばれる。現代ギリシャ語・ロシア語に準拠した音写である。
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