日本海軍のイデオローグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 06:05 UTC 版)
「佐藤鉄太郎」の記事における「日本海軍のイデオローグ」の解説
山本権兵衛は陸主海従の国防方針を海主陸従に転換すべく画策したが、その一策として明治32年(1899年)に佐藤鉄太郎を一年半イギリスへ派遣し、次いでアメリカへ8ヶ月駐在させた。佐藤は留学前からアメリカ海軍の戦略家マハンの著作を愛読していたが、これらの留学と戦史調査によりマハンの影響を大きく受け、帰国後に海軍大学の教官となりその講義をまとめた『帝国国防論』は海軍大臣の山本権兵衛より明治天皇へ献上された。さらに『帝国国防史論』などを記して各界および世論を涵養し、海軍予算の獲得や制度的に海軍を陸軍並へ整備することを有利にした。また「日本のマハン」と呼ばれた。
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